うたわれるもの ベナウィ クロウの関係
まず、「戦闘の強さ」について
明確な序列については、直接の決闘の描写がないが
ベナウィ>クロウ
だと思っている人が多数で、多くの間接的な描写からその通りだと思う。
見切り、洞察力と技についてベナウィが圧倒的。
ただ、腕力はたぶんクロウの方が上だろうし実際には割と僅差なのではと。
10回勝負したら2回くらいはクロウが勝つんじゃないかなと。
(こうゆう勝ち負けってスポーツとかでも、よほどの実力差がないと全勝することはない)
ちなみに初期のオボロVSクロウorベナウィなら100回やっても100回オボロが負けると思っている。(後半のオボロは成長しているので、また別の話)
ベナウィとクロウの出会いってどんなのだろうかという話。
これに関してはどっちから声をかけたか?ってのが微妙なところ。
ベナウィの方が立場が上なので、目立つ位置(会社でも、どこでも上の役職の方が目立つし有名になる)。クロウの方が目立ちにくい場所にいたと思う。
ただ、ベナウィの方が観察力が高く、クロウを先に見つける可能性は高いのかなあと。
「クロウが、ベナウィを気にし始めて、タイミングを見計らって喧嘩をふっかけた」
「ベナウィが、クロウを気にかけて声をかけて部下にした(多分、決闘はする)」
どっちかなんじゃないかなーと。
なんかクロウは決闘して負けないと部下にならなそうなイメージがある。
強者の下につくイメージ。
ベナウィは有能な人材は確保したいだろうし、利害の一致だなと。
あと、「散」の中でクロウの描写に若干のブレがあって。
「カムチャタールイベント」で明らかに良いキャラになっている。
ここは追加シナリオだからなんだろうけれども。
クロウは「察しが良い」っていう部分が、ここでは特に上振れの描写が多かった気がする。余計な事(カムチャタールに老けたとか)も言うんですが。
初期クロウは、ベナウィが言ったことに対して同意する描写は多いし、理解も早いんだけども、「信頼する大将がそういうならそうなんでしょう」みたいなスタンスが多くって、「自分で何かに気付くこと」がほとんどない。
これは、メタ的な都合で、「知的なベナウィとの対比」ってのがあったのではないかなと。脳筋の印象が少し前面にでる描写が多い。策略的な知能があまり高くないトウカにも翻弄されていましたし。(あれはトウカに有利な地理であったという条件付きですが)
とはいえ、苛立っているクロウにたいして、ベナウィが「貴方らしくない」って言っている(タトコリの関 で陽動作戦食らったとき)など、やっぱり本来はクロウは冷静で知的なんですよね。
また、この陽動作戦でクロウ一人が分断されて、単独行動をしている描写からベナウィとクロウの信頼関係が読み取れるかなと。クロウが一人で行くって要望に、ベナウィは何の文句もなく、素直に許可している。クロウの単独行動の能力については高く評価しているんだろうなと。(カムチャタールイベントでも同じでクロウに任せている)
実際にハクオロ達に対して、クロウは退却時の「しんがり(退却時に最も後方となる危険な前戦地帯)」を務めて、時間稼ぎをして、兵を逃しているので、能力は高いなと。
あとは、ヌワンギにベナウィが馬鹿にされると、クロウはしっかり冷静に怒って反撃しているので、クロウは信頼している上司を馬鹿にされるとかなり怒るタイプかなと。
クロウ自身が馬鹿にされてもたぶんそんなに気にしないのではと。
これは焼けた村でハクオロとベナウィ達が偶然、出会ったときにハクオロがベナウィに「お前たちがやったのか?」っていったときにも怒ってたなと。
クロウが勝手にベナウィの話に割り込んでくるのは珍しい。
ベナウィがクロウを止めると、すぐにその感情を引っ込めているので、冷静でもあるんだろうなと。
これらを総合して、ベナウィ・クロウの関係性をまとめると、
利害関係が一致
お互い信頼、尊敬している
以心伝心とまではいかないにしろ、お互いの理解度は高い
クロウ自身が理解できなくても、上司(ベナウィ)のやろうとしていることは絶対に邪魔しないし、尊重する
って感じでしょうか
※追記
クロウが唯一ベナウィに逆らうシーン(カムチャタールイベントラスト)があったんですが、あれは例外でしょう。クロウの根幹にかかわる部分でもあり情に厚いってのと、ハクオロの存在によってクロウが変化した部分。